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転職する際、企業の福利厚生に着目する人もいることだろう。就業時間中、無料で利用できるレストランがあったり、業務と直接、関係のないテーマの書籍でも補助をしたり、といった例も見られる。
米カリフォルニア州ロサンゼルスのスタートアップ・Airvetは、従業員の飼うペットに遠隔医療を受けさせられるサービスを提供する。費用は企業が負担するということだ。
Airvetによるペットの遠隔医療は、スマートフォンアプリを介して行われる。サービスには3000人の獣医が登録しており、すでにかかりつけの獣医がいる飼い主(従業員)でもその獣医とAirvetの獣医で連携が可能。例えば、飼い主とAirvetの獣医がコミュニケーションを取った際の動画を共有するなどがある。
Airvetで獣医による遠隔医療を受ける場合、原則的に24時間365日、何度でも受診できる。先程のようにかかりつけ医がいるものの動物病院が閉院している時間帯にAirvetを利用する、という方法が考えられるだろう。
利用できるのは、従業員が米国の全50州とケベック州を除くカナダに居住している場合だ。なお、ペットの薬は州によって法律が異なるため、処方ができないケースがある。言語は英語の他、スペイン語、仏語に対応する。
気になる料金だが、Zendeskを通してAirvetを利用する場合、月額35ドル(5000円)だ。
すでに著名企業が利用しており、以下が挙げられる。
- PepsiCo
- Adobe
- Levi's
- Lyft
- Manulife
Airvetは1日、シリーズB-2資金調達ラウンドの成功を発表した。調達額は1100万ドル(16億円。当時レート)。ベンチャーキャピタル(VC)のHighlandXが主導した。
Airvetの創業者兼CEOであるBrandon Werber氏は「世界中の何百万ものペットファミリーにとって、獣医療をより手頃な価格で利用しやすくし、すべてのペットが適切なケアを受けられるようにするという使命の実現に向けて、尽力していく」とコメントした。