Twitter元CEOのJack Dorsey氏が制作したアプリ「Sun Day」。UVを計測

Jack Dorsey氏が開発したアプリ「Sun Day」を取り上げる。太陽とパラソルが写り、UVケアアプリであるSun Dayがイメージできるアイキャッチ画像

Twitter(現X)の共同創業者であるJack Dorsey氏は、アプリ「Sun Day」を制作。12〜13日頃、これをリリースした。

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Sun Dayをどのようなアプリであるか、言葉で表現するならば「UV(紫外線)ケアアプリ」となるだろう。アプリを開くと1番上に「UVインデックス」を表示。この指数はUVの強さを示すもので、世界保健機関(WHO)が定義したものだ。

SUN DAYのスクリーンショット

補足として、各UVインデックスにおけるUVの強さなどは、次の表の通りとなる。

UVインデックスの概要。環境省『紫外線環境保険マニュアル 2020』を基に編集部制作

UVインデックスの下には、「BURN LIMIT」「MAX UVI」「SUNRISE」「SUNSET」という項目が並ぶ。BURN LIMITは日焼けするまでの時間の目安を指すと見られる。MAX UVIはその日、予測される最大のUVインデックス、SUNRISEとSUNSETはそれぞれ日の出と日の入りだ。

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その下の項目は一旦、置いて、さらに下には「Begin」と表示されている。これはボタンで、押すと計測を開始。また、押した後は「End」という表示に変わり、日陰に入ったときなどはEndを押して計測を終了する。

Beginを押すと、上から2つ目の枠内にある「SESSION」「TODAY」の数値が動き始める。SESSIONは実際に日を浴びた時間から推計される合成されたビタミンDの量、TODAYは1日に浴びた累積の紫外線量だ。

なお、SESSIONとTODAYの左にはPOTENTIALという項目があり、これはその日で合成可能なビタミンDの最大値である。

このようにUVだけでなくビタミンDに関する項目があるのは、日光浴による合成によって体内で免疫機能が調整されるなどといったメリットが生じるためだ。一方、日光を浴びるということは当然、紫外線も浴びてしまう。肌が紫外線にさらされれば皮膚細胞をいためるなどのデメリットが生じる。

つまり、Sun DayはUVケアをしつつ、日光浴によるUVの許容量も示すアプリといえよう。

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なお、以上の項目のさらに下には、着ている服の種類(CLOTHING)、現在の日焼けの程度(SKIN TYPE)を選択できるボタンが置かれている。

Sun Dayは、iOSのみ利用可能で、現状ではAndroidでの利用はできない。日本語版のApp Storeでも、無料で頒布されている。こちらも現状では、アプリ内課金はない。

Dorsey氏個人が制作したアプリであり、App Storeの開発者名も「Jack Dorsey」となっている。

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Dorsey氏は2021年に当時のTwitterのCEOを退任したが、Twitter以後に創業したBlock(旧Square。創業時は決済端末の開発で知られ、現在は仮想通貨を基軸にした金融サービス)のCEOは現在も務めている。一方、個人的にバイブコーディング(AIを用いたコーディング)による開発を行っており、本件を報じるTechCrunchによるとGooseというオープンソースのツールを利用。今回のSun Dayも、その一環としてつくられたものだ。