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政治家の言い間違えや理解不足が時折、メディアで報じられる。中には、揚げ足取りのような指摘があるものの、能力に疑いを持たれないためにも、できるだけ間違いを避けることが政治家には求められるだろう。
こうした政治家の新たな言い間違えが、米国で起きた。
Linda McMahon米教育長官がAIを「A1」と繰り返し言い間違え。A1は英国や米国において、ステーキソースのブランドとして知られる。そのため、本件を報じたDaily BeastやTechCrunchはいずれも、「AIをステーキソースのように呼んだ」といった意味合いの言葉を見出しにした。
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A.1.ソース(同製品を米国でライセンス生産するKraft Foods Groupプレスリリースより) |
McMahon氏が発言したのは米カリフォルニア州サンディエゴで開催されたAIに関するカンファレンス「ASU + GSV Summit」でのこと。パネルディスカッションに登壇したMcMahon氏は、最初こそ「AI」と正しい単語を発言していたものの、「小学1年生や就業前の子どもにも『A1』教育が受けられる制度が始まる」、「『A1』がどのように役立つか見てみましょう」と、次第に「A1」と発言するようになってしまったという。
なお、プロレスファンの読者には、彼女をよく知る人もいるかもしれない。McMahon氏の配偶者は、プロレス興行を行う上場企業であり団体でもある「WWE」の元代表者、Vince McMahon氏だ。Linda氏も、WWEの最高経営責任者(CEO)を務めていたことがあり、リングにも上っていた。政治活動も行っており、第1次Trump政権では中小企業庁長官を務めた。
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Linda McMahon教育長官(教育省発表の写真) |
今回の一件につき、前出のTechCrunchは「人は時に言い間違えるものだ。完璧な人間などいない。しかし、今回の発言は、特に教育長官の発言としては、いつも以上に大きなミスのように感じられる」と記事を締めくくっている。