ニュースレター配信プラットフォームのSubstack、日本円で148億円のシリーズC資金調達を実施

SubstackがシリーズC資金調達を実施。米ドル紙幣が写り、Substackの資金調達に関する記事と分かるアイキャッチ画像

先日、取り上げた米ニュースレター配信プラットフォームのSubstackに、大きな動きがあった。

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Substackは17日、シリーズC資金調達の実施を発表。1億ドル(148億円)を調達した。リードイベンスターは、投資会社のBONDとプライベートエクイティ(PE)ファンドのThe Chernin Group。他、既存投資家のAndreessen Horowitz(a16z)などが参加した。

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資金の使途は、ブログで「Substackのエコシステムを支える作家やクリエイターのために、より優れたツール、より幅広いリーチ、そしてより深いサポートに投資していく」と明かしている。

米メディアのAxiosは、Substackがコロナ禍後あたりまでは収益性を重視する姿勢だったものの、最近になって成長性を求める方向にシフトしたと報道。また、こうした方向転換が、クリエイターからSubstackがより注目を浴びるようになったと伝えている。

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また、過去にも増して著名人がSubstackを利用することになった点も、成長の背景にあるようだ。

同じくAxiosは、CNNのアンカーマンだったJim Acosta氏、ABCのジャーナリストだったTerry Moran氏などが最近、Substackの利用を初めたと報じた。こうした人々が呼び水となり、新たな著名人ユーザーや一般ユーザーの獲得につながる可能性が考えられる。

さらに、Substackのユーザーのうち50人が年間100万ドル(1億5000万円)以上の収益をあげているという。高い収益性も、新規ユーザーを引き付ける材料となるのは、明らかだ。

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日本国内でSubstackが注目を集めるのも、極めて近い未来となるかもしれない。米国カルチャー、デジタルカルチャーに関連するビジネスをしている読者は、先んじての利用も一つの選択肢となりそうだ。