試着アプリ「Doppl」がリリース。Googleが開発、まずは米国のみで頒布

Googleが試着アプリ「Doppl」をリリース。マネキンが写り試着アプリに関する記事と分かるアイキャッチ画像

Googleは26日、画像や動画の中で仮想的に衣服を試着できるスマートフォンアプリ「Doppl」を米国向けにリリースした。Android、iOSで利用できる。あくまでも、実験的なアプリ、という位置付けだ。

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米国向けなので当然、それ以外の国のユーザーは利用できない。アプリ利用のイメージは、次の公式動画を参考にしていただきたい。


あらためて日本語で説明すると、ダウンロード、インストール後の利用の流れは以下の通りとなる。

1.設定
ユーザー自身の全身写真をアップロードするか、AIモデルを選択する

2.試着したい服を決める
SNS、ブログ、自分で撮った写真などから仮想的に試着したい服をアップロード

3.動きをつけることも可能
アプリには簡単な動きのあるアニメーションを映すこともできる

一般的なトップス、ボトムス、ドレスの試着ならば、おおむね問題なくできるという。反対に、靴、下着、水着、アクセサリーの試着には対応していない。また、シースルーの服などGoogleの生成AIポリシーに反するものの試着もできない。

アップロードされた画像だけでは不足する情報がある場合は、AIがそれを補う。よって、実際の服と異なる部分が生じるケースも考えられる。

利用できるのは米国のユーザーであること以外にも、18歳以上となっている必要がある。

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TechCrunchの報道によると、DopplのベースとなっているのはGoogleショッピングに最近、実装された試着機能だという。それをスタンドアローンアプリとしてリリースすることで、より多くのユーザーからの利用に結び付けようとしているようだ。

なお、FAQの「このプロダクトを試してみたいのですが、米国に住んでいません。どうすればよいですか?」との問いには、「皆様のご関心をお聞きし大変嬉しく思っております。今後、さらに多くの国にDopplを展開していく予定です」と書かれている。

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【おちゃのこネット】

Dopplの日本での展開も待たれる他、ファッション系のECサイトが類似の機能を実装することも期待したい。