IndeedがCEO交代、出木場久征氏が復帰へ|英語版プレスリリースで発表

IndeedのCEOに出木場氏が復帰。Indeedのロゴが写り、同社を取り上げる記事と分かるアイキャッチ画像

求人サイト運営のIndeedは2日、Chris Hyams CEOが辞任し、後任に出木場久征(ニックネーム「Deko」)氏が就任すると発表した。

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出木場氏は1999年、リクルート(旧。現リクルートホールディングス)入社。2012年、Indeed会長に就任。同年は、リクルートHDがIndeedを買収した年である。翌2013年にIndeed社長兼CEO、2015年にIndeed CEOを歴任。2019年にIndeed取締役に在任したまま代表職は降板し、その後はリクルートHDの社長兼CEOなどを務めた。

本稿執筆時点(4日9時30分頃)で、本件を周知する英語版のプレスリリースが発行されており、日本語版の役員紹介ページも出木場氏をCEOとしている。しかし、日本語のプレスリリースは発行されていない。また、CEO交代の詳細な理由も不明。

プレスリリースで、6年ぶりにIndeedのCEOに復帰する出木場氏は、次のように述べる。

「私たちは今、テクノロジーが人々の生活を真に変えることのできる、一世代に一度の大きな瞬間を迎えている。

採用活動は依然として時間がかかり、困難だ。私たちはAIを活用し、求職者と雇用主の双方にとって、採用活動をよりシンプルに、よりパーソナルなものにしたいと考えている。

シンプルな求人検索エンジンから双方向の人材マーケットプレイスへの変革を率いてくれたChris(前CEO)がいなければ、Indeedの今日の姿はあり得なかった。彼の功績に心から感謝している」

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Hyams氏は、取締役顧問として年内はIndeedに残る。同氏のコメントは次の通り。

「2010年にIndeedに入社した際、素晴らしい道のりがあるとは想像もしていなかった。(Indeedの)ミッションが私を引きつけ、毎日、私を奮い立たせていた。

人々が仕事を見つけるのを支援することは、私の人生の中で最も意義深い仕事だ。私たちは、何百万人もの人々が自分自身、家族、そして地域社会のために、より良い生活を送れるよう支援してきた」