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近年、学校に通う生徒・学生に関する社会問題して挙げられるのが、Googleレンズを使って宿題などを解いてしまうというもの。答え合わせに使うならよいものの、早く終わらせるため何も考えずに解いてしまうという事態が起きている。もちろん、放置すれば学力低下にもつながる問題だ。
対して、学力低下を防ぐITの活用法となりそうなのが、ドイツのスタートアップであるKnowunityのスマートフォンアプリ。同社はAI搭載のアプリを開発し、これは10代の生徒に対して数百万に上る学習コンテンツを提供する。また、ユーザーが自身のノートなどをアップロードし、生徒同士でともに学ぶ場ともなっている。
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Knowunityについて取り上げる報道では、「学生にAIチューターを提供する」企業と表現されている。
同社は2020年、Benedict Kurz CEO、Lucas Hild CTO、Yannik Priglバックエンド責任者、Gregor Weber最高製品責任者(CPO)によって設立。このとき、彼らはまだ17歳であったという。
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左からYannik Prigl氏、Gregor Weber氏、Benedict Kurz氏、Lucas Hild氏(Knowunityのプレスキットより) |
Knowunityの大きな特徴が、ピアツーピア(P2P)のプラットフォームである点だ。ユーザーはアプリで学ぶと同時に、教える側になる場合もある。ノートのまとめ方が上手であったり分かりやすい説明ができたりするユーザーには、多くのフォロワーが付く。つまり、学習の分野でインフルエンサーになれるという仕組みだ。
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コア機能は無料で利用できる。一方、有料会員のプランもあるものの料金は数ユーロ(地域によって料金が異なる)に抑えており、生徒・学生に重い負担をかけない。広告やスポンサーコンテンツでも、収益化を図る。
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13日、KnowunityはシリーズB資金調達ラウンドで2700万ユーロ(45億円)を確保した。Booking.comの創業者であるArthur Kosten氏も投資家陣に名を連ねている。
参考文献:
Knowunity
German EdTech startup Knowunity raises €27 million to bring AI tutor to 1 billion students(EU-Startups)
German edtech Knowunity raises €10M from footballer Mario Götze and Booking.com founders(Tech Funding News)
Wie Teens mit Lerntipps zu Influencern werden(Welt)