海外でノンアルコール飲料をつくるスタートアップが人気。Crunchbaseのオウンドメディアが伝える

海外におけるノンアルコール飲料産業の隆盛を伝える。ノンアルコールスピリッツメーカーのLyre'sの商品が写り、ノンアルコール飲料について伝える記事と分かるアイキャッチ画像

企業データベース・Crunchbaseのオウンドメディアであるcrunchbase newsが、ノンアルコール飲料を製造するスタートアップの隆盛を伝えている。13日に配信した記事だ。

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酒造業界の調査会社であるInternational Wine & Spirit Research(IWSR)が、2024年のノンアルコールビールの販売量が数量ベースで9パーセント増加したと発表。2025年は、ビールカテゴリーの中でエールを上回り、2番目の市場規模になると予測している。

また、crunchbase newsはノンアルコール飲料をつくるスタートアップの資金調達総額を記した表を掲載。その中から、調達額の多い企業を中心に、いくつか取り上げる。

  • Athletic Brewing 資金調達総額=2億5000万ドル

米コネティカット州。カクテルのような味付けをしたノンアルコールビールを販売。

  • Lyre's Spirit 資金調達総額=6800万ドル

オーストラリア。ノンアルコールスピリッツ(蒸留酒)を製造し、ウイスキー、テキーラ、ジンなどさまざまな種類の商品がある。なお、この記事の冒頭に掲載した写真はLyre'sの商品。

  • Boisson 資金調達総額=3500万ドル

米ニューヨーク州。ノンアルコールワインを販売。

上記のうち、最初に挙げたAthletic Brewingは全米で入手が可能だという。酒店だけでなく、バーやレストランでも目にするものだ。

Athletic Brewingのノンアルコールビール「Run Wild」と「Upside Dawn」(同社プレスリリースより)

おそらくこれはCrunchbaseの本社がある米国で見られる事象だと考えられるが、アルコールが苦手な人だけでなく、愛飲家も時々、ノンアルコール飲料を口にしていることも取り上げられている。二日酔い対策や眠気覚ましのためだ。

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日本の酒造も、比較的早くノンアルコール飲料の開発を進めてきた。もちろん、民族ごとの趣味嗜好があるので決して簡単というわけではないが、この分野では一定の存在感を示せるように思える。

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