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スマートフォン製造のスタートアップ、Nothingが新機種「Nothing Phone (3)」を米国で販売すると、TechCrunch(TC)が報じた。先行して市場投入している「Nothing Phone (3a)」(本記事、冒頭の写真)は、3月より日本や韓国でも販売。Amazonなどで入手できる。
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Nothingは2020年設立の英国のスタートアップ。Carl Pei CEO、Akis Evangelidisマーケティング責任者、David Sanmartin Garcia氏によって共同創業した。このうち、Evangelidis氏はソニーでスマホなどのマーケティングを行った人物である。
NothingのOSは「Nothing OS」という独自のものであるが、ベースはAndroidとなっている。TCによると、これまで米国で販売した端末は2023年発売のPhone(2)のみだ。
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Phone(2)(Nothingプレスリリースより) |
同じくTCの取材にPei CEOは、「米国のスマホ市場は2社に支配され、多くの人々が異なるものを求めている」と前置きした上で、次のように述べている。
「Nothingに乗り換えたユーザーによるコンバージョン率は、すでに高い水準にある。Phone (3)は、北米市場への展開を開始するのに最適な製品であり、まさに適切なタイミングだ」
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Phone (3)は、7月初頭に発表する予定だという。価格は、英国で800ポンド(15万7000円)程度、米国で1000ドル(14万4000円)程度となる見込みだ。また、Phone(3a)の日本での販売価格は、5万4800円(ストレージが128ギガバイトの場合)となっている。
つまり、Nothingのスマホは、Phone(3)のような番号のみのものがフラッグシップモデル、Phone(3a)のような番号の後にaが付くものがエントリーモデルということだ。
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Pei CEOが示唆したように、スマホ市場はApple、Samsungが大きなシェアを有している。そこに風穴を開けられるのか、Nothingの動きは非常に興味深い。