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米ペットテックのPetlibroは25日、AI搭載のペットカメラ「Scout Smart Camera」(冒頭写真)を発売した。
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ペットカメラは、外出中の飼い主がペットを見守るため、自宅などの中に設置するライブカメラ。カメラと家庭内のWi-Fiとを接続することで、家にいない飼い主は専用のアプリなどでライブ動画を見られる。
一般的なペットカメラは、音声で双方向のやり取りができ、ペットがカメラの撮影範囲に見当たらないときは音を出して注意を引き付けるなどが可能だ。それらは、Scoutにも実装されている。
一方、Scoutの特徴であるのが、AIを搭載していることで付与された機能。まず、ペットを多頭飼いしている場合は、それぞれの個体を識別。個体ごとの行動追跡ができる。また、AIがペットの食事、水を飲む、トイレなどといった行動を認識し、それらを記録する。
さらに、ペットが「カメラ目線」になったときは、撮影し、「セルフィー」として保存。ペットの1日の行動を要約した、ハイライト動画も制作してくれる。
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これらの機能について、Petlibroの創業者兼CEOであるYork Wu氏は、TechCrunchの取材に、次のように語っている。
「これまで、私たちは似たような外見のペットを(カメラで)区別するのに苦労していた。しかし、多頭飼いしている家庭で必要とされる機能だとは、分かっていた。
従来の顔認識ではうまくいかなかったのは、ペットが素早く動いたり、特徴が似ていたりしていたためである。
そこで私たちは、AIペットカメラとしては初めての、動的なフィードバック駆動型システムを開発。このシステムは、実際の使用を通じて時間の経過とともに改善されていくものだ」
Scoutの価格は99.99ドル(1万4500円)。また、AIの利用にはサブスクリプションへの加入が必要で、標準プランで1日0.33ドル(50円)、1年分の購入では119.99ドル(1万7500円)。サブスクリプションのプレミアムプランは、1日0.47ドル(70円)、1年分を支払うと169.99ドル(2万5000円)となる。
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なお、Petlibroは日本でも営業しているが、現時点での販売は確認できず、今後の予定も明らかではない。