日付:
AI
Inntelo AI
SaaS
ホスピタリティー
ホテル
- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
-->
スキップしてメイン コンテンツに移動米ニュージャージー州のHandspring Medicalが26日、シリーズA資金調達ラウンドで1200万ドル(17億円)を確保した。同社は、若年層向けのメンタルヘルスサービスを提供する。この記事では、Handspringについて取り上げる。
<PR>
Handspringが治療の対象とするのは、8〜29歳までの若年層とその両親だ。若年層については年齢ごとの区分がされ、8〜12歳を「子ども」、13〜17歳を「ティーンエージャー」、18〜29歳を「ヤングアダルト」としている。
日本でも、若年層向けのメンタルクリニックが各地に見られる。しかし米国の状況は、それと比べると深刻であるようだ。そもそも、小児科医が足りていない。さらに、地域差もあるようだが、児童精神科医など若年層向けの精神科医は、圧倒的な不足が生じている。
そこで、Handspringはセラピストを正規社員として雇用。セラピストというと不安を感じさせるが、Handspringの説明によると認知行動療法のスキルを身に着けた人材であるという。医師とも連携し、薬の処方が行われる他、医師の側から患者にHandspringでの治療を勧めるケースも想定する。
ここでは、患者の側に立ってHandspringで治療をする流れを見てみたい。
<PR>
まず、電話もしくはウェブ上で無料相談の予約をする。ここでは、48時間以内の相談を「順番待ちなし」でできることを訴求。前述のように、米国では児童精神科医の不足から、そもそも若年層が精神医療にアクセスできないケースが存在する。この点での不安に対するアピールといえよう。
無料相談の所要時間は、30〜60分。さらに、より詳細な病状の評価をするため、セラピストと面会する。こちらの所要時間は90分だという。評価の際、これからの治療計画を立案する。
その後、1回あたり45〜60分の治療を行う流れだ。
Handspringのサービスは現在、米国の7州で提供。それらは、以下の通りである。
冒頭で触れたシリーズA資金調達ラウンドは、医療分野に投資するベンチャーキャピタル(VC)のCobalt Venturesが主導。2つの健康保険組合も投資に応じたという。
調達した資金は、プログラムの深化やパートナーシップの拡大などといった、プラットフォームの強化に利用する。
資金調達を終えHandspringのKwasi Kyei共同創業者兼社長は、次のように事業の詳細を説明した。
<PR>
「Handspringは、多くの医療機関が対応できない、あるいは対応しようとしない複雑な問題を抱える若年層のニーズに応えている。それだけではなく、私たちはセラピーセッション以外でも子どもたちをサポートできるよう、親御様と協力し、家族全体でサポートするアプローチを採っている」
<PR>