米国で人気のニュースレター配信プラットフォーム・アプリ「Substack」とは?6月の訪問数がWSJやCBSを超える

米国のニュースレター配信プラットフォーム・アプリ「Substack」を取り上げる。パソコンを使うクリエイターが写り、Substackに関する記事と分かるアイキャッチ画像

米国で、コンテンツ配信のプラットフォーム・アプリである「Substack」が人気を集めている。同国のウェブメディアであるSherwoodがSimilarwebで6月のデータを調査したところ、Substackの月間サイト訪問数は7390万件で、これはThe Wall Street Journal(WSJ)やCBS Newsを上回る数字だという。

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Substackは、ニュースレターを配信できるプラットフォーム・アプリ。有料配信が可能で、クリエイター(著者・執筆者)は料金の86パーセントを受け取れて、残り14パーセントはSubstackが手数料として徴収する仕組みだ。

つまり、日本におけるnoteのようなプラットフォームといえるだろう。

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前出のSherwoodによると、数十万人の有料会員を集めるクリエイターが存在する。また、7390万件という数字はSubstackのドメインで配信されているコンテンツの訪問数。よって、独自ドメインを取得しつつSubstackのプラットフォームを利用するクリエイターへの訪問数は、ここに含まれない。

こうした現状からSherwoodは、「『クリエイターエコノミー』におけるYouTubeの規模には遠く及ばないものの、Substackは現代のメディア界において確固たる地位を築」いていると、解説する。少なくとも、オールドメディアの閲覧数を凌ぐテキストメディアであることは、たしかであるだろう。

企業としてのSubstackは、2017年設立。共同創業者は、Christopher Best CEOとJairaj Sethi CTOの2人である。両者とも、2018年のY Combinator(YC)のバッチ(育成プログラム)を修了している。本社は、カリフォルニア州サンフランシスコ。

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同社の投資家はYCの他、Andreessen Horowitz(a16z)がおり、a16zは約8000万ドル(118億円)、投資している。調達した総額は約1億ドル(147億円)だ。